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春、夏のまぶしさはどこへ行ったのやら、晩秋から冬のオランダは、どんよーりしております。ごくたまにしか晴れない。晴れたとしても日照時間が9時から4時ごろ。北欧はもっと短い。それはイギリスなど、北ヨーロッパ全体がそんな感じで、慣れない日本人は参ってしまいます。 しかしオランダの12月は3つイベントがあります。シント・ニコラスデイ、クリスマス、大晦日。 シント・ニコラスデイとは、聖ニコラスという聖人がピートというお供の黒人を連れて、スペインから船に乗り、オランダのよい子たちにプレゼントを配りにやってくる、という日です。 オランダの各所でピートとシント・ニコラスが到着します。国を挙げて、子供達の為の行事を開いているのです。 日本に滞在していたイギリス人が「やはりクリスマスはヨーロッパに帰らないとなあ」と言っておりましたが、納得できます。伝統に基づいた約一ヶ月間に及ぶ華やかなムードやイベントは、ヨーロッパの古風な町並みと相まって、筆舌尽くしがたいものがあります。 |
シント・ニコラスデイの飾りつけからクリスマスの飾りつけへと移行する光景を眺めるのも楽しいです。 ショッピングアーケードでも、カフェでもクリスマスソングが聞こえ、ムードを盛り上げていきます。 街はクリスマスマーケットなどが開かれ、空は曇れど何となく楽しいムードです。 クリスマスムードの写真をお楽しみください。 |
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