Werk aan de Hoofddijk
ホーフドダイク砲台


濠の一部は噴水コーナーに。 濠の前も憩いの場

植物園へと転身

銃や爆薬の性能向上で到達距離や破壊力が伸びた為、ユトレヒトの最初の環状防衛線(1820年代)は、市街から更に離れた所に砦を建設する第二次環状防衛線(セカンド・リング) (1870年代)も設置。防衛強化となるべく市街戦を避けるためである。
ホーフドダイク砲台は1877-1879年の間に、このセカンド・リングの一部としてユトレヒトの東に造られた。
ライエンフック(Ruigenhoek)要塞、フォードープ(Voordorp)要塞、レナウェン要塞、ヴェヒテン(Vechten)要塞、ト・ヘメルチェ('t Hemeltje)要塞らと共にセカンドリングに位置する。
ホーフドダイク砲台は、主にレナウェン要塞のサポート、またホーフドダイクを水路カバーする役目もあった。
施設は中央に対爆掩蔽兵舎、その両脇と背後にリマイズ(掩蔽武器庫):計3つなど。1885年当時の常駐では、3人のオフィサー、8人の準オフィサー、96人の兵士(歩兵と砲兵),12cmカノン砲が6門設置された。
そして1914年から18年の間に、砦の周囲にシェルターが設置された。
大学植物園の案内板は砲台そのものの説明が乏しく植物の説明ばっかりなのでよくわからなかった。
今日ホーフドダイク砲台は、ユトレヒト大学の植物園の一部となっている。
兵舎は現在事務所となっていて中に入ることは出来ないが、周囲は見事な庭園となり、訪れる市民の目を楽しませている。

現在は物置?。
掩蔽兵舎は事務所 兵舎の上。落ち着いた庭園に。
兵舎周囲に設置されたシェルター。 第一次大戦タイプ。普通のお客は植物を見に来る。こんなの撮ってる人はまずいない。
濠は水生植物園に
リマイズの一つはこの庭園のメイン「ロックガーデン・石の庭」に。 ロック・ガーデン頂上
砲台の外からの眺め。外部も植物園の続き。 濠も美しくアレンジしてある


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