Fort Ruigenhoek
ルイヘンフック要塞(05)


塹壕に埋もれてるバンカー
19世紀のアールヌーボーからアールデコの美学を持った要塞たちが、
兵器のあまりにも急激な発達で要塞の終焉を迎え、
防御陣地と化して無機質なコンクリ建造物と塹壕だらけになっちゃう光景は
何だか空しいものがある。
しかもコンクリものは軍が慌てて設置するケースが多く、ばら撒かれているなあ、という印象を受ける。
この要塞でその変移を見ることが出きる。

コンクリのバンカーなど。
タイプは一次大戦前、一次大戦後、二次対戦前。と並んでいる。その時その時の状況で慌てて設置していったのが解る。

第一次大戦直前か初期に作られたマシンガンバンカー。3日位で設置されたとのこと。かなり薄い気がする…
観測所(「所」というほど広くないが…)。潜望鏡や何かがあったらしいが、ドイツ軍が持ってったらしい。
観測所やマシンガンバンカーの近くにおなじみの第二次大戦型シェルター。
何でもかんでもその場の状況で設置していった、という印象である。
ダイナマイト武器庫だった建物。壁の厚さが15センチ以上。しかし屋根は薄い。爆発の横広がりを避ける為。ゲートが閉まっているので撮影&立ち入り禁止かと思ったら、「ここは大して面白くないから閉じただけだよ」とのこと。
塹壕の名残。起伏がかなり激しい。元々平坦な土地であったというのが夢のようである。

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