Fort de Bilt
デ・ビルト要塞(2)


レジスタンス追悼の慰霊碑
ナチスの痕跡

ナチス・ドイツ占領下、ビルト要塞はナチスに反抗するレジスタンスの処刑場となる。
占領前に築かれたマシンガン用のバンカーは、牢獄として使用された。銃殺刑に処する前夜にレジスタンスはここに収容され「死のバンカー」とも言われる。
140人のレジスタンスがビルト要塞で銃殺された。ビルト要塞にはその追悼の慰霊碑がある。
戦後、要塞はナチ協力者の収容所として数年間使用され、その後に一時的に女子刑務所となる。
現在、北部側は子供達の為の平和教育センターとなっている。
Stichting Vredeseducatie (The peace factory :平和教育センター)

道路を挟んだ南部側は、今もオランダ軍警察の管轄。こちら側は写真撮影は禁止である。何も解らず写真を取ってたら、関係者が出てきて「軍事施設は撮影禁止区域だから写真は消してね。北側の公開側は好きなだけ写真とっていいよ」と言われた。オランダの要塞の一部は未だ軍に属しているので、中々難しいものがある。なんせ第二次大戦後まで国内でも軍事機密だったので。

周囲は水遊びの出来る公園や森林、キャンプ場などがあり自然環境が豊富である。ミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏書き下ろし看板も目にすることが出来る。
マシンガン・バンカー
屈まないと入れない。

もう一つのマシンガン・バンカー。このバンカーにレジスタンスが処刑される前に一時収容されたので「死のバンカー」と呼ばれる。平和のためのモニュメントとして保管されている。
死のバンカーの前には追悼の像が立つ。 犠牲者の名前が刻まれている慰霊碑この向かいの広場は「血のバーン」と呼ばれ銃殺刑が行われた。
要塞上から濠を見下ろす。 犠牲者哀悼の鐘
要塞の隣は自然公園 水遊びが出来ます。
要塞付近の自然保護地区のディック・ブルーナ氏書き下ろし看板。

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