Lunetten
ルネット砲台群(05)


引き続き原爆シェルターとコウモリ愛護協会
作戦会議室 オランダ各地のシェルターマップ
用途不明 こちらは普通のシャワー
長い通路を抜けると、左翼(左側面)の兵舎に繋がっていた。
兵舎内こちらは19世紀に建てられたもの
原爆シェルター入り口から入って、左翼兵舎から出る仕組みになってた。
再びルネット3に戻り、コウモリ愛護団体のプレゼンテーションを訪ねる。
オランダの要塞とコウモリは切っても切れない間柄である。
愛護協会の人達は、蝙蝠(こうもり)について熱くかたっていた。
オランダの殆どの要塞は10月から翌年の春まで休業し、その間はコウモリ達の冬ごもり場として使用される。コウモリは自然保護保護団体によって保護されており、生態調査が行われている。
日本では吸血鬼のようなイメージがあるが、コウモリ協会の人によると、デリケートな生き物で、一年に1回しか子供を産めないそうである。中国では幸運の印で、中華料理屋のロゴなどにコウモリのシンボルが使われたりする。
基本的にメスは集団で暮らし、オスは個人行動。
オランダでは20種くらいのコウモリがいたが、現在確認されているのは8〜10種類くらいだそうである。
小さなものはコガネムシ位の大きさである。

元々昔の各家庭ではチーズを作るための倉庫や地下倉庫があった。しかし近代化でそのようなものが建てられなくなりコウモリ達は要塞に移動してきた。
ちなみにレナウェンのコウモリが200匹減ったが、その年ヴェヒテンのコウモリ200匹増えたそうだ。
原因はわからないが移動してきたのだろうと言われる。
ちなみにオランダに天然の洞窟がないので、日本の天然洞窟のコウモリと生態が微妙に違うかもしれない、と協会の人は言っていた。

かの有名なヒトラーのアトランティック・ウォール(大西洋の壁)は、ノルウェーからスペインあたりまで続いているが、現在は全てコウモリの棲家だそうである。
愛護教会の人に言わせれば、ドイツ・バンカーはコウモリ達にとって「ヒトラーからの贈り物」とのことである。

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