ルネット1の原爆シェルター
1950年代の冷戦の最中、ソ連がオランダを原子爆弾で攻撃する可能性がある、という情報を軍部がキャッチした。
オランダは西側の重要な貿易と金融センターだったからである。(後日その計画書がポーランドで発見されたそうである。)
その為オランダは各地にABC兵器(原爆、細菌兵器、化学兵器)用のシェルターと通信センターを秘密裏に建設した。ニューワルスルイス、そしてこのルネット1のように要塞内に建設されたものもある。
このような市民防衛の為の通信センターのヘッド・クウォーターがニューワルスルイスであった。
ルネット1ではかつての避難壕の隣に掩蔽の原爆シェルターが建設された。空気が汚染されたと仮定して、シャットアウトして篭城(?)で、2週間は持つそうである(あくまでも予測)。
しかしチャリでいける距離にこんなシェルターがあろうとは…。
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分厚い扉 |
原爆シェルター内部へ |
入ってすぐ、放射能を落とすシャワー |
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エア・サーキュレーション |
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空気清浄のタービン。(ペトロ・タービン) |
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空気清浄フィルター。ニューワルスルイスにも同じものがある |
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個人的にとっても気になるのがこれ。
自転車式自家発電。最悪の場合はこれで発電。
自転車をこぐとライトが付く仕組みと同じである。
ニューワルスルイスにも同じものがある。
これで放射能から乗り切ろうとしたのか…。
なんというか、世界で唯一の原子爆弾被爆国から来た私としては、かなり府に落ちないものがあるのだが…。 |
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コミュニケーション・センター |
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コミュニケーションセンター脇のパワー・サプライ |
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