Fort bij Rijnauwen
レナウェン要塞(3)

リディット入口の装飾。「お城」という意識が19世紀後半には
残存しており、美学やこだわりが建築に見え隠れする。

砦の中の砦

「リディット(reduit: 拠点)。砦の中の砦」を見学。要塞内の他の所が占領された場合、ここにたて篭って抵抗する文字通り「最後の砦

尚、当時ここで働く女性は洗濯係の2名だけだったとのこと。但し洗濯はオフィサーだけの為だったとのこと。300人の一兵卒分まで洗濯する余裕は無かっただろう。
身分の差はトイレで確認することができる。

リディットの外壁で破損している個所があるが、第二次大戦後、ドイツ軍がこの要塞を去った後、連合軍のカナダ軍が爆薬を使って要塞の耐久性をテストした。というか、ドイツ軍が残した弾薬で遊んだらしい。

部屋になっているのは外郭だけ。中の空白は土塁とのこと。
銃眼や砲眼が覗く。周囲にまた濠がある 濠にかけられた橋を渡って入り口へ。
建物内部の空白部分は土塁 内部
キッチン。オーブンは盗まれたそうである。ドイツ軍が引っこ抜いて溶かした可能性が高い。 砲床。小型のフロントローター・キャノン(砲口装填式カノン砲)用
ライフル用銃眼。兵士は1砲郭に6人割り当てあれた。 銃眼には鳥の巣が。ガチョウの卵。
水道ポンプのあった場所。これも盗まれたか取られたとのこと。 19世紀の美学が残る中央の吹き抜け階段
上で弾薬を調合して下の砲座に下ろしていた。
天井の通信用ケーブル。他の棟との通信に。 兵士用の公衆トイレ隣に女子トイレがある
男子用公衆トイレの隣の女子トイレ。100人以上の男子に対し、2人の女性に専用トイレがあった。
オフィサー用の大用トイレ。トイレに身分の差が… オフィサー用の小用トイレ。2名同時に使用できる。
占領ドイツ軍が残していった弾薬ケース。右はアルミ製の弾薬入れ。

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